中国との交流
- 2022.08.29
- Blog
当社は20年前となる2002年より中国(中華人民共和国)の企業との取引きを開始しています。
取引きのすべては日本向け製品および部品の輸入となるので年1~2回の工場監査や二次外注先への
訪問といった生産交流を毎年行っていましたが、現在のコロナ禍の影響により丸2年間、完全に交流が
止まってしまっていました。まだまだコロナの猛威が振るっている中ではありますが、今回2年ぶりの
中国出張を行い、生産・品質の交流を再開しました。
今回訪問している都市は浙江省余姚市という人口150万人規模の中国では一般的な大きさの都市です。
街中には高層マンションも多く建設されている一方で、竹細工の足場を使い戸建て住宅を工事している
風景が見えたり、少し車を走らせれば小さな商店が軒を連ねたりと、都会と田舎が織り交ざった、
どこか日本とも似た雰囲気も感じさせてくれます。
中国ではコロナ対策として、徹底したPCR検査を一人一人に義務付けています。
写真のようなPCR検査会場が至る場所に設置されており、全て無料で検査が受けれます。
今回出張で訪問した海外からの外国人は余姚市に入った翌日から連続4日間のPCR検査が義務付け
されています。4回連続「陰性」となった後でも、1週間に1回のPCR検査が義務付けされている
くらい、厳しいチェック体制を個人単位で行い常に監視を行うことでコロナウイルスの抑制に取組んで
います。日本や諸外国との取組みとは少し異なる対応ではありますが、中国のゼロコロナ政策の一端が
垣間見えますね。
中国の企業も日本と同様に、6S運動や品質向上取組みに毎日頑張って活動されています。
日本向け製品についても、しっかりとした品質の良い製品と届けようと各部門が協力しあい生産活動
に励んでいます。今日も土曜日ですが休日出勤稼働をしているということで、差し入れをもって出勤
してくれていた作業者の皆さんと記念写真をパチリっ。
これからお互いに抱えている課題を一緒になり解決していけるようしっかり活動していきます。
また一方で、岡山工場側では「技能実習制度」を利用した中国人従業員の受入れを8年前となる2016年から毎年継続的に行っています。
この実習生についてもコロナの影響で2年間、新規実習生の受入れが止まっていましたが、今回ようやく6月に第6期生となる4名が入国し、7月から岡山工場の勤務を開始しました。
地元の警察署の方による日本での生活ルール指導もしっかり受講してもらい、工場内に併設している社員寮で3年間の日本での生活をスタートさせています。
こうして、ミックでのモノづくり・生産活動の一環として中国との交流も並行して行いながら、お客様
に向けた高品質・高付加価値の提供を達成できるよう、今後も取り組みを進めていきます。